オルニチン、リシンのUVラベル化反応とHPLC分析

オルニチンを含む多くのサプリメントが市販されている。オルニチンは側鎖にアミノ基を有するが、芳香族アミノ酸でないため、紫外線をあまり吸収せず、このままでは検出することが難しい。本研究では、オルニチンやリシンのアミノ基をN-スクシンイミジル-4-ニトロフェニル酢酸でラベル化し、C18カラムを用いた逆相HPLC分析を行う。オルニチンやリシンは親水性であるが、ラベル化剤は疎水性が高いため、反応条件の検討が必要になると考えられる。ラベル化反応およびHPLCの最適条件決定後、サプリメントなどに含まれるオルニチンと構造の類似しているリシンの分析を行う。

オルニチンのUVラベル化反
UVラベル化オルニチン(サプリメント中)の逆相HPLC分析の結果