テアニンのラベル化反応とHPLC電気化学分析

L-テアニンは緑茶の旨みに関与するアミノ酸であり、それを摂取することでリラックス指標であるα波の発生に寄与する。緑茶の品質及び価格は、一般にテアニン含有量に比例している。テアニンは、電気化学活性がなく、ベンゼン環を持たないため、電気化学検出器(ECD)やUV検出器を用いての検出は不可能である。そこで本研究では、高い電気化学活性、高い酸化還元の安定性を有するフェロセンカルボン酸-N-ヒドロキシスクシンイミドエステル(FcNHS)をラベル化剤として採用し、テアニンのラベル化を行った後、HPLC電気化学分析を行った。

テアニンのラベル化反応
サプリメントに含まれるテアニンの電気化学ラベル化HPLC分析の結果